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3月 首長の戦略~地方分権への挑戦~

(著者)倉田薫(池田市長)(ぶんか社)
<読んだ経緯>
・上司のブログで紹介されていて、面白そうだったので購入
・「橋本知事を泣かせた男」という帯広告が目立っているが、内容はいたって真面目な分権論、まちづくり論、リーダー論であり、読後感さわやかで大変勉強になった。
<第1章地方分権への挑戦>
・池田モデルの地方分権
 「お任せ民主主義からの脱却」を掲げ、「池田市みんなでつくるまちの基本条例」を制定し、地域(11の小学校区)に一定の予算編成権を付与(個人市民税の1%、7千万円)。各地域で知恵をこらして作り上げた施策が紹介されており、なるほどと納得するものが多い。
・市役所から派遣される職員は全員ボランティアで、地域と協働するという点も感心させられる。
・今後検証しつつ1億円程度まで発展させていくという決意が語られている。
・テレビでよく紹介される名古屋の河村市長の庶民革命の三本柱は「減税」「地域委員会」「議会改革」と聞くが、本書を読むと、「地域委員会」については倉田市長の改革も先行モデルの一つではないかと思われる。
・いずれにしても、今後、市町村における住民参加、協働のモデルとして広がっていくのではないかと思った。
<第2章・・泣き・笑い・怒りの橋下劇場開幕>
・大阪府市長会会長として橋下知事との協議などを「劇場」にたとえて紹介
(第1回公演知事の登場)
・テレビで有名になった場面、「あー、あのとき、「泣いてしまったら話が・・」とおっしゃった方が倉田市長か」と思い出した。でも、市長は当初から知事に好印象を持っていたことがわかる。
(第2回公演教育改革)
・橋下知事の「クソ教育委員会」発言で物議をかもしたが、ここでも倉田市長は、橋本知事の指摘が、戦後から続く教育における国家統制の下での無責任体制を改革する契機になるのではないかと感じ、応援している。
(第3回首長連合と新党・大阪)
・本題とはそれるが、倉田市長がほぼ毎日ブログを更新しているとのことに驚く。
(第4回公演庁府舎移転をめぐる攻防)
・「泣きたいのはこちら」といいながら結構乱を楽しんでいる市長の姿が印象的。これでこそ、何をするかわからない橋下知事を暖かく見守っていけるのだろうと納得した。
<第3章大阪国際空港をめぐる顛末>
・伊丹空港の地元と言ってよい池田市の市長としての見解に興味。「伊丹廃止がベストならやむをえない」という見解にはさすがと思わせられる。これなら橋下知事とやっていけるのだろう。
・とはいえ、現状では「残す」派。ただ、その派の人たちが、前原大臣の「残す」発言で喜ぶ中、「残すことに意義があるのではなく、どう活用するか」と考える。
・様々な可能性、展望を視野に入れ、狭い了見に固執することなく、市民の利益を考えていく姿勢
<第4章首長の想うところ>
・内容とは関係ないが、「想う」はとても感じのよい配字
・エッセイ集だが、内容はユニーク
・ピタパを出勤カードに使っているとのこと。コストパフォーマンスが良かったからなのだろうか。
・中心はやはり「首長から住民への権限委譲」「お任せ民主主義からの脱却」
・民主党政権に「橋下知事のように柔軟に」
・池田市のキャッチフレーズ「小さくても世界に誇れるまち」、市民、民間と協力しながらまちづくりを行ってきた自信
・過去夕張並みの財政状況であったことに驚く
・スクールガードからシティガードへ
・安藤百福さんの「自分一人でできない話を請け負うな」は私も自信の戒めとしなければならないと思った。
・最後に「政治のおもしろさを伝えたい」という熱い想い。おもしろさイコール価値だと思う。

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2010年04月25日 | ソーシャルキャピタル、ガバナンス | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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