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7月 国民健康保険

(著者)結城康博(岩波ブックレット)
<読んだ経緯>
・低所得者でも保険料が何十万円にもなり、払えない人が増えている一方、膨大な無資格組合員が見つかった国保組合など、生活苦が広がる中で国保をめぐる関心が高まっているので、本屋でたまたま見つけた本書を購入。著者は以前読んだ「介護の値段」を書いた方
<内容>
・著者は「保険証1枚で良質の医療サービスが受けられる」日本の国民皆保険制度を高く評価し、それを維持していくべきという立場
・「組合健保(約1500組合、3000万人)」「協会けんぽ(1組織だが都道府県支部毎に保険料は異なる、約3500万人)」「各種共済(約900万人)」「市町村国保(約1800組織、約3600万人)」「国保組合(約165組合、約380万人)」「後期高齢者医療制度(約1300万人)」
・「市町村国保は国民皆保険の最後の砦だが、無職者の割合が急増(55.4%)」「協会けんぽ等のように会社負担がない(公費負担はあるが)」「市町村国保の保険料は割高(国保世帯年間所得額約170万円、うち国保料は1世帯14.5万円)で、地域格差が激しい(1人当たり国保料最高13.5万円、最低2.8万円)」「市町村国保世帯の44%が保険料軽減世帯、その大部分(全体の32%)が無職世帯」「上限額が65万円となっており、どんなに所得の多い人もそれ以上は課せられない」
・「滞納者の2割程度は悪質」
・「時効は、保険料の場合2年、保険税の場合5年」
・「国保組合にも多額の公費が投入されているが黒字体質で自己負担を軽減するなど、市町村国保被保険者に比べ極めて不公平」「国保一元化が必要」
・国民皆保険を守るための著者の提案
 「医療福祉制度の創設(未納者が生保を受けなくても医療を受けられるように)」「市町村国保を都道府県単位に」「医療保険制度の一元化」
<感想>
・勉強にはなったが、どうしたらよいか、と言う点については難しすぎてよくわからない。
・著者は「国民皆保険を守ることが最重要」という主張のようで、確かに大事な制度なのだとは思うが、これだけ制度間不公平のあるものを本当に守っていけるのか、また、医療、介護、雇用、年金等保険(年金は保険とは言えないが個人勘定でないという意味では似たようなもの)が乱立し、私的保険も入れたとき、国民一人一人の費用対効果がどうなっているのかがわからないと、何とも言えない(不信が残る)ような気がする。難しいことだとは思うし、無責任には言えないが、国民に「覚悟」や「負担」を求めるのなら、すべてを個人(世帯)勘定レベルから考えないと、なかなか皆が納得できるものにならないのではないかと思う。以上 

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2010年07月18日 | 福祉、雇用 | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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