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8月 わかりあう対話10のルール

(著者)福澤一吉(早稲田大学文化学術院教授、ちくま新書)*07年6月10日第1刷発行
<読んだ経緯>
・たまたま本屋で発見「不毛な議論の生産性をアップする技法を完全伝授」のPR文を見て仕事に役立つと思い購入。経験則から得られる暗黙知を見える化したような良書であった。
<概要>
・「対話とは論証(何らかの根拠を背景にして主張すること)を背景とする意見交換」
・「最も強力な根拠は経験的事実」「そのため、対話が膠着状態に陥った場合、どちらの根拠がより経験的事実に合致しているか検討することになるが、このような確認困難なレベルの言い争いで、水掛け論、泥仕合に陥ることが多い」「生産性のある対話にするため、「根拠が、経験的事実として「確認しやすい形で提示されているかどうか」を判断するステップに移るべき」
・「根拠から結論を導くには、両者を媒介的に補助するもう一つの隠れた理由(論拠)が必要。(例)(根拠)学校で繰り返しいじめに遭っていた→(論拠)いじめられる所には行きたくない→(結論)不登校になった」「論拠は表面に現れない。同じ根拠(経験的事実)であっても、論拠をどう立てるかで結論は変わる」
・「対話のミニマムルール①主張を述べる場合根拠を述べる②論拠を問われたら明示する③論拠はできるだけ経験的事実である④理論語(使える条件と範囲を明確に示しておくべき語)を明確にすること⑤相手の質問に答えること」「深まらない対話では、論拠を明らかにするよう相手に求める発言がない」
・「対話がこじれる5大要素と10の解消ルール
 (1)主張が対立している→①主張だけに反応しない(対立が生まれやすい)、②相手の主張の背景を考慮し質問する、③対立点を必ず1つに絞り、対立を二項対立でなく程度問題におき代える
 (2)根拠が対立している→④どちらの根拠が経験的事実に合致しているか(前述のように水掛け論になる場合も)、⑤根拠の具体性、再現性、得られた手続き等の明示
 (3)論拠が対立している→⑥⑦(略)
 (4)主張の導出プロセスが対立している→⑧⑨(略)
 (5)理論語が対立している→⑩(略)
・「対話を再構築するため、寛容の原理(聞き手側の態度。できるだけ相手の立場に立つ)と協調の原理(話して側の態度。必要な限りの情報を提供する、十分な根拠のないことは言わない、関係のないことは言わない、曖昧さを避ける、相手の発言に応答する)が必要」
・「以心伝心や暗黙の了解が成り立ちにくくなり、対話のちょっとした行き違いが陰惨な結末になってしまうこともある」「こうした時代だからこそ、話し合いのための明示的なルールが一人でも多くの人に共有される必要がある」
<感想>
・最後のフレーズの著者の主張に大いに納得

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2010年08月25日 | コミュニケーション | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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