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8月 おひとりさま介護

(著者)村田くみ(サンデー毎日記者、河出書房新社)*10年6月30日初版発行
<読んだ経緯>
・新聞の書評欄で発見「これさえ読めば安心」のコピーに惹かれ購入
・「お一人様」とあるが、家族形態がどうあれ、少数介護、自己介護が避けられない中、実際に制度を使ってみての話ばかりであり、具体的で勉強になる本。ご多分に漏れず、医療福祉関係者の上から目線に多々遭遇するが、それに対する上手な対応法の参考にも。
<概要>
・入院から退院まで
 「救急車で運び込まれた病院の医師に「病院は静養の場ではないので、介護サービスを受けるまで治療もせずに病院にいることは出来ませんね」とキッパリ言われた」「リハビリも一切してもらえなかった」「このまま家に帰ったらまずいと思い、ネットで回復期の病院を探したが、必ず「紹介状が必要なので主治医に書いてもらってください」」「しかしこの主治医は転院の必要はないの一点張り」「今回のように主治医を選ぶ余地がない場合、患者や家族の要望に耳を傾けない医師になる場合がある。いざというときの病院を決めておかなければならない(かかりつけ医を確保し、そこからいざというときの病院を聞いておく」
・リハビリの重要性
 「70過ぎた人が2週間も安静にしていると廃用症候群を起こすことがありリハビリが必要だが、脳血管障害以外の疾患ではリハビリにうまく移行できないことがある」
・介護認定
 「要介護度は病状の重さで決まる訳でなく、日常生活にどれだけ支障があるかで決まる」「思っているより軽い認定が出ることが多い(著者の場合、要介護3だと思っていたら2)」
・在宅サービス
 「他人に鍵を預けるのがいやだったのでホームヘルプサービスは無理で、福祉危惧のレンタルとデイサービスを利用」「社交的でない母はデイサービス、特にそこで行われる強制的なレクリエーションが苦痛」
・施設サービス
 「地域包括支援センターで施設サービスの話を聞こうとしたら、職員は嘲笑するように「要介護度5の人でも2~3年待つのが相場ですよ」言った」「確かに、全国の待機者は42万人以上いる」「そこで老健施設にチャレンジ、比較的空きのある2人部屋、1人部屋は費用が月30万円を超し無理」「また、老健は、母のように定期的な通院が必要な人は入所できなかった」
・お金で老後の暮らしは変わる
 「住民税非課税世帯と課税世帯の自己負担額は大きく異なる」「著者の場合(課税世帯、要介護2)、特養(多床室)では月74130円(非課税世帯だと月44300円)、特養(個室)では99030円、老健(施設により違うが、たまたま試算してもらったところでは)月91890円(多床室)、月286500円(個室)であった」「ところが、友人から教えてもらった「世帯分離」という魔法の制度を使ったところ、母はたちまち「非課税世帯」とあり、負担が大幅に減った」「さらに、各種還付や介護保険料の低下などで大きな節約ができた」
・介護うつ、介護者のアルコール依存症など
・自治体の介護者支援電話や介護者の会を上手に利用する。ここに、「役にたつ相談窓口」として京都の「認知症の人と家族の会」などが取り上げられている。
・親族間の協力「ぽっと出症候群(事情を知らない離れていた親族が、善意であっても急に口を挟むなどしてかき回す)に注意」
<感想>
・叙述のとおり、体験者ならではの各種制度等の利用法や、時々の不安やその解消法なども含めた、きめ細かな情報がよく書かれている、役に立つ本だと思う。

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2010年08月29日 | 福祉、雇用 | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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