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12月 サバイバーズ・クラブ

(著者)ベン・シャーウッド(松本剛史訳、講談社インターナショナル)*10年2月25日第1刷発行
<契機>
 京都新聞書評欄の今年のお薦め本になっていたため購入。原著副題は「あなたの命を救う秘密と科学」で、「生存における人間的要因~極めて困難な試練に遭ったとき生き延びる人間、死ぬ人間がいるのはなぜか~に答えようするもの」「最良のサバイバーに共通する心構えや習慣を分析し、危機を生き延びる見込みを高める方法を示すのが目的」の本

<概要>
(1)動けなくなる人たち~なぜ死ななくていいときに死ぬのか?
 ・「多くの人々は自分の見ているものを信じようとしない(不信反応)、現実否認や行動できない状態に陥った人々は、高い確率で犠牲者と死体の役割を受け入れることになる」「ベトナム戦争のアメリカ人捕虜で、一番死んだのは楽観主義者であった」
 ・「人はその非常事態での反応によって、①何とか助かろうとするサバイバー、②不運な死者、③必然性もなく命を落とす犠牲者に分けられる」「③は全て脳と呼ばれる工学システムが機能不全を起こして正しい判断ができなくなることに起因」「人が命を脅かす状況に反応する際の10(比較的穏やかで合理的な精神状態で対応できる人々)-80(ただ呆然とし途方に暮れる、反射的ほとんど自動的に行動する人々)-10(不適切な行動をし状況を悪化させる人々)の法則」
(2)生死を分ける90秒~飛行機事故の時にすべきこと、してはいけないこと
 ・「世界中の飛行機事故における死亡例の40%は実際には生存可能な状況で生じている」「災害でパニックは実際にはほとんど起こらない。飛行機事故で起こるのは消極的パニック(自分が助かるために何もしようとしない)、予期せぬことが起こると人はどう反応すればいいかわからなくなる」
 ・「大半の乗客は酸素マスクなしで1時間生きられると思っているが実際にはほんの数秒の猶予しかない、また、燃える飛行機から逃げ出す時間が30分はあると思っているが実際にはたった90秒」
 ・「次に知っておくべきことは、プラス3(フライトの最初の3分)/マイナス8(着陸前の8分)に警戒を怠らないこと、命令や指示を待たずにいつでも駆け出せるよう準備しておくこと」「飛行機で最も安全な座席は非常口から5列目まで」
(3)幸運を科学する~いいことはなぜいつも同じ人たちに起こるのか?
 ・まず、新聞にある写真の数を聞く課題で、記事に大きな字で答(写真の数)を書いてあってもそれを見逃す人が多い(不注意による見直し)ことを指摘し、「人はある瞬間には現実のごくわずかな断面しか見ていない」
 ・「幸運な人たちはおおむね神経症的傾向が少ない、力まずゆったり構え人生の可能性をオープンに受け入れられる、不運な人たちは神経質で自閉的」「運とは、心の状態で、どのように考え行動するか」「一度自分を傷つけたことのある人がもう一度同じことをする見込みは高い、不運と事故を招き寄せるのは10回の内9回は自分自身、当人が行う小さな選択の積み重ねによる(故意の偶然)、それは性格ではなく心の状態」
 (4)立ち直る人、立ち直れない人~打たれ強さの遺伝子
 ・「セロトニン輸送体遺伝子には2種類の対立遺伝子がある。逆境に対して保護的に働くタイプをもった人たちは快復力があり平気でいられる、ストレスに敏感なタイプをもった人たちはうつに陥ったり自殺を考える危険性が高い」「私たちの17%は父母の両方からストレスに敏感なタイプを受け継ぐ、51%は両者を1本ずつ、残りの32%は両方とも保護的タイプ」
 ・「前二者はストレスに弱いが、その影響は限定的であり、一定のステップの処方箋に基づき回復力を高めることは可能」「私たちは自分で思う以上に自分の運命をコントロールできるのだ」「サバイバーのタイプには①ファイター(闘う人)、②ビリーバー(信じる人)、③コネクター(つなぐ人)、④シンカー(考える人)、⑤リアリスト(現実的な人)がある」
<感想>
 ユニークで実践的な本。私たちの中には、きっと上記5つのタイプのサバイバー的資質が某かは潜んでいるはずなので、いつもそれを出せる訓練、シュミレーションをしておくべきなのだと思った。以上 

2010年12月31日 | キャリア、健康 | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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