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10月 認知症は予防できる

(著者)米山公啓(元・聖マリアンナ医科大学助教授、ちくま新書)*10年5月10日第1刷発行
<契機>
 NHKの「認知症を治す」などを見ると、認知症に対する考え方がだいぶ変わってきているようなので、最近発行された一般向けの本書で勉強することとした。
<概要>
・「研究が進んで、認知症には予防策があることがわかってきた」「認知症は生活習慣病ではないかと言われるまでになって来ている」
・「認知症のまえぶれ、初期症状と言いきれるものはまだはっきりとしていない」
・「認知症の原因は大きく分けて、①アルツハイマー病(6~7割)②脳血管性認知症(3~4割)」「アルツハイマー病と症状が似ているが違う病気が1割くらいあり、アルツハイマーと診断しなければ早期治療が可能となるものもあるので、速断は禁物」「若年性認知症の原因の1/3を占めるのがピック病で、早期ではアルツハイマー病との鑑別診断は困難」
・「生活習慣が大事、運動(散歩でも良いが、複雑な運動ほど良いという報告もある)、ストレスを減らす、禁煙、認知症を防ぐ食事(カレー、魚、果物野菜、緑茶コーヒー、適度のアルコール)」「肥満、高血圧は認知症リスクだが、高脂血症は最近無関係と言われている」
・「認知症の症状は①初期②中期③後期と変化するが、段階的ではなく、日によって違うこともある」「最も難しい選択は食事をとれなくなったときどうするか、最後を決めておくべき、ヨーロッパでは胃に管を入れる医療行為(胃ろう)はほとんど行われていないが日本では多い、家族が躊躇していると介護施設などではそうされてしまう(→これについては、文藝春秋平成22年11月号の石飛幸三医師の記事が参考になる。)「認知症の患者に何をしたいか聞くと大半は「家に帰りたい」という、認知症と共存するまち、自由に徘徊できるまちづくりができないものか、それが理想の治療と言えるだろう」
・「早期発見は難しいが、それができればアリセプトなどにより治療効果が見込める」「ただ、救急搬送で認知症とわかると断られる病院が意外と多いなどの現状を理解しておかないといけない」「日本認知症学会が認定している認知症専門医は東京5人、神奈川6人などしかいない(09年1月現在)、ただ、認知症もその原因によって見る診療科が違ってくる、介護まで理解してくれる医師が必要だが・・」
・「認知症に現在使える薬はアリセプトだけだが、中程度の認知症では20~30%の有効度」「しかしこれはあくまで対症療法薬」「海外で発売され10年たってもまだ認可されない薬もある」「日本老年精神医学会理事長名で厚労省に要望している①ガランタミン(商品名レミニール)②リバスチグミン(商品名エクセロン)③メマンチンは近いうちに使用可能となると思う」そして、その他の薬やワクチン療法、薬以外の療法などについても紹介し、iPS細胞による新しい神経細胞の置き換えなどの根本的な治療の可能性にも期待を表明し、認知症が治る時代を展望している。以上。おぼろげながらどういう全体像がわかったような気がする。

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2010年10月31日 | キャリア、健康 | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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