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12月 縮小期の都市のグレードアップ

(著者)大野秀敏(東京大学大学院教授、第34回行財政研修会東京セミナー講演シリーズ第103号「これからのまちづくり~地域再生の処方箋を求めて」より)*22年9月14日発行
<概要>
・「縮小都市」の時代に対する建築家としての提言
・21世紀は縮小の時代で、それを前提に物事を考えなくてはいけない。(40年で4千万人減、成人の半分が老人、1/3が単身世帯)
・出生率と経済成長率は相関。高度成長は「人口のボーナス」の賜物。現在は、過剰生産を過剰消費が支えている状態で、既に消費によって生活はよくならずローンが増えて苦しくなるだけのため、これ以上消費は増やせない。富が増えないとその取り合いとなり、空手形も振り出せないから破綻するところ(企業、個人、地域・・)
・20世紀の都市思想は、ル・コルビジュエの「ご破算に願いましては」「白紙に戻す」の思想で、拡大、成長の時代に合い、世界中の都市計画関係者に広まった。市街地再開発や区画整理などは皆この思想
・これからは縮小の時代の都市計画が必要。「ファイバーシティ」(繊維のようなまち)と名付けた都市戦略を紹介する。
・まず、首都圏では、今ある優れた公共交通を活用して駅の周辺800mに住む。800mより先は緑地系の土地利用に変える。
・次に、木造密集地の防災性と環境の改善のため、住宅地の中に散在する空き地をつないで幅4m以上の緑地帯を造る。
・首都高の自動車専用道としての役割を終わらせ、緑化して平常時は軽車両と歩行者だけの区間とし、震災時は救援車が通れるレーンを確保しておく。
・首都高の上に配管をし、下にプラントを作って地域冷暖房システムをつくる。
・「ファイバーシティ」の思想は、ル・コルビジュエの全部作り替える面の思想とは異なり、今あるものを活かす線の思想
・どうやって都市のコンパクト化(逆線引き)を実現するか。3つのシナリオ。①市街地を30%位まで縮めてしまう(単心シナリオ)、②半分ぐらいにする(多心シナリオ)、③そのままにする(市場シナリオ)③の場合、人口が減っても市街地は拡大ししてしまう。
・都市は鉄道駅を中心にコンパクト化できるが、地方では多くの人が車に依存する生活をしており難しい。LRTを含め鉄路の整備はどこが縮小するか予測できないときに非現実的で、オンデマンド運行のできるバスの活用が必要。そのため道路の中央にバス専用路線を作る、ITSの活用等を実施
・都市の縮小に伴って閉鎖しなければならない公共施設については「日替わり公共施設」を提案。施設としては、お寺を活用してもよい。歩ける距離の中で食事を提供することも重要
<感想>
 コンパクトシティをどう作っていくかと言うことは、その外で放置森林化する広大な地域をどうするかと言うことと含めて、これから一番考えていかなければならない問題であり、この短編はそのヒントになる。

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2010年12月10日 | ソーシャルキャピタル、ガバナンス | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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