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3月 介護保険は老いを守るか

(著者)沖藤典子(岩波新書)
<読んだ経緯>
・福祉制度をよく知らないので、その勉強のため購入
<感想>
・介護保険制度の概要、改正の流れと問題点を手際よくまとめてくれてあり、勉強になった。
・著者の手法は、介護保険発足当初に掲げられた理想主義的考え方と対比させて、現実を描くもの
・最後に介護保険制度へ次の5つの柱で提言を行い(①生活を守る視点で制度の運用を、②施設から在宅への流れを加速させる、③介護保険制度をシンプルに、④介護人材への手厚い処遇を、⑤制度には絶対的な信頼性と安心を)、制度発足時の明るさを取り戻したいとしている。
・本書で上げられている「谷間」に落ちてしまった事例を見ると、利用者に寄り添って複雑な制度をうまくコーディネートする役割がとても重要だということがわかる。それに対して金銭的にきちっとした評価がされていないということもよくわかる。
・しかし、金銭的な評価をする場合、客観性、検証可能性などが求められるので、その辺で難しいところがあるのかもしれない。
・一番驚いたのは、これだけ複雑になった制度について、認定からサービス内容に至るまで、国がこんなにも細かく決めているのかということ。ナショナルミニマムだから当然ということなのかもしれないが、供給体制だけでなく、ニーズも地域によって異なるかもしれない中で、素人としては、この方法しかないのかと少し疑問だ。分権を進めないといけないのではないかと思う。(著者の求めるシンプルさにも繋がると思う。)
・ただ、このような制度にしているのは、利害調整等めんどうなことの責任を全て国に押しつけてきた私たち国民なのかも知れないとも思った。
・(重度者における)無駄遣いと(軽度者における)サービス不足も分権の問題だとの思いを新たにした。このままでは、介護保険の適正化もできないし、介護ビジネスによる地域振興もできないと思う。福祉の分権化が急務だと思う。

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2010年04月25日 | 福祉、雇用 | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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