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4月 座談会「労働・貧困の現状から職業教育の意義を考える」

<読んだ経緯>
・多方面に着実に実績を積み重ねているNPO法人あったかサポートが1月30日に開催した座談会の記録をいただき少し読んだところ大変素晴らしい内容であったため要約
<問題提起(本NPO法人常務理事笹尾達郎さん)>
・問題意識の第一、バブル経済崩壊以降の非正規雇用増大の中で、雇用ネットからはずれた後労働・社会保険ネットにかからない人が増大し、生活保護の役割が高まってきた。しかし生活保護には財源の問題がある。この現状を問い直していきたい。
・日本では、新卒時に就職できなかった人、あるいは一度職を失った人はその後の人生が極めて不利になる。非正規故世の問題点は、低賃金と不安定雇用だが、もう一つ、職業能力の開発の機会がないこと
・従来企業がやってきた職業能力の開発を政府がやらなければならない。それは、今までの産業社会に対応した技術一辺倒のものではなく、第3次産業や福祉、環境(里山管理など)の分野を含めたものでなければならない。
・それと、セーフティネットの充実は勿論必要
・問題意識の第二、高校・大学生への出前授業で、労働・社会保険について知らない人があまりに多い。今までの「とにかく大学へやろう」ということしか考えてこなかった風潮、従って高校が普通科偏重(今や75%)になることについて問い直していきたい。真のキャリア教育が必要
<多重債務の構造、現場で何が起こっているか(京都平安の会幹事柏眞佐弘さん)>
・会の正式名称は「京都クレジット・サラ金被害者平安の会」、当初は士業等で設立したが現在は元多重債務者の方々も活動に参加
・多重債務者はごく普通の人、圧倒的に低所得者が多い。真面目な人が多い。
・多重債務は、各種政策もあり平成19年から減っていたが、ここ半年どんどん増えている。改正貸金業法で貸し付けできなくなる「年収の1/3以上借りている人」が44%という数字もある。6月末の改正法施行時の混乱(ヤミ金の餌食)が心配。
・真の敵は貧困問題。また、悪徳弁護士等による二次被害の防止も重要
<生活保護をめぐる現状と課題(反貧困ネットワーク京都事務局長舟木浩さん))
・95年60万世帯だったが、09年119万世帯(165万人強)、これでも、利用できる人の20%位だろうと言われている。最近、派遣切り等で稼働年齢層の受給者が少しずつ増えている。
・受給者数の抑制、保護基準の引下げがなされている。今生活保護を支えておかなければ上もどんどん崩れ落ちるという危機意識を持っている。
・年越し派遣村は貧困や不安定雇用を見える形にした点で意味があるが、表面的に広がってきたところだけすくい取ろうとしても解決にならない。貧困の問題にきちんと取り組んでこなかったから貧困が広がってきたという認識を持たなければならない。
・現在の生活保護は、きちんと職業訓練を受けさせて生活保護から押し出していくような仕組みを備えていないため、稼働年齢層の受給者増に対応できない。その仕組みが必要。そこにお金を投じていく合意を得るためには、問題の根っこを共有することが大事
<出前授業の結果から見た職業教育の現状と課題(あったかサポート専任講師杉原純子さん)>
・貧困=自分の身を守る知識のない人が多い。学校教育の中で身を守る社会、雇用、労災保険等の知識を身につけてもらうため、出前授業を開始
・子供達への事前アンケートから、学歴の高い人は社会保障などの認知度も高いこと、しかし、大学生でも5割程度で
あること(国民年金(の義務)だけはPRの効果か9割)、正社員で、同じところに長期に働きたい人が圧倒的であること
・子供達の将来を守るため、教師の労働関係基礎知識習得の必要性が大きい。
・現在の教育カリキュラムは、大学進学優先、社会人としての労働関係教育軽視、労使トラブル未然防止役割軽視。ぜひ見直して欲しい。職業教育カリキュラムが必要。労働者の権利だけでなく、人を雇う企業の立場、負担等の教育も必要(そうすれば、ドタ休でしかも先輩にメールで依頼のような非常識な社員にならず、労使トラブルの未然防止になる
<質疑応答で出された意見>
・自立には人とのつながり必要、39歳での餓死なぜ他に相談に行けなかったのか、定時制高校アンケートで「セクハラ受けた」44.5%だが「誰にも相談しない」38%、公契約法(条例)の必要性 等々

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2010年05月02日 | 福祉、雇用 | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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