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5月 自治体職員のための政策法務入門5環境課の巻

(監修)出石稔(執筆)肥沼位昌(出版)第一法規 *H21.11.30初版
<読んだ経緯>
・相談業務にも役立つ知識も得られる政策法務シリーズの1冊。「福祉課の巻」が大変勉強になっため、福祉と並んで生活に未密着している環境分野の本書を読了。前作同様役に立つ良書であった。
<第1章環境課の仕事>
・環境行政の視点として、①総合性(全庁横断的視点)、②協働と行動変容、③持続可能性を挙げ、そのため、システム思考(①)、ワークショップ(②)、バックキャスティング(③)について学ぶ必要性を述べる。
・政策法務的に重要なことは、①立法の合理性を支える「立法事実」、②解決のための「政策の筋」(時代が変わると良いと言われる政策が変わる)であるとする。
<縦割り返上~環境政策の総合化>
・「市民にとって、多くの条例や計画が縦割りで併存するより、一本化、合理化、体系化すべき(行政評価とISO14001等)」
・「マニフェスト型選挙の時代、首長の任期に合わせて計画づくりをするのが当然(武蔵野市)。ポイントは短期間での策定。そのためには、基礎的な政策情報や課題が常に整理されていること(三鷹市、三鷹を考える論点データ集)」
<ストップ温暖化~自転車利用推進条例>
・「政策に実効的な推進手段に条例という法形式を使う意義」
<シンプルは美しい~環境美化条例>
・「景観法普及の流れの中で「美しい」はまちづくりのキーワードになる(法政大五十嵐教授)」
・「実効性ある環境美化条例にするため検討すべき「法令に特別の定め」では、軽犯罪法と廃棄物処理法が考えられるが、前者は目的が異なり、後者は罰則の射程が異なり、問題はない」
・「罰則は行政刑罰の方が明確だが、実際に使われない可能性が高い場合、過料の方がよい。勧告→聴聞→公表等も有効」
・「法律とは違うわかりやすい条例に」
<サポーター求む~掃除・緑化ボランティア>
・「アダプト(里親)制度(行政が環境美化に必要な物品等の経費を負担)」←大事なことだと思うが、掲載されている「アダプト要綱」は参加資格など細かく規定し、どう見ても統治の倫理に基づくもの。これで協働ができるのだろうか。
<建設ラッシュ~産業廃棄物処理施設対策>
・「法律で十分に対応できない地域の課題に対応するために(規制)条例を制定する」に当たっての各種論点を記載
・「条例の適法性については、(改正自治法後も)徳島市公安条例事件最判の実質的判断説が生きている」
・「重要事項はできるだけ規則に委ねない」「規制を担保する手段(手だて)も重要」
<産廃に新税を~法定外目的税の活用>
・「政策法務には、政策企画力、法務力、調整力が重要」
<捨ててはおけない~ごみ屋敷騒動>
・「一個人の民家のごみを撤去するのが市の事務か」「(事務でなくても)できることはないか」「(このように)民事不介入という従来の考え方からの脱却が必要」
・「市が仲介し、町内会と回収業者で契約を結んで解決」
・「民民間のトラブルを予防し、発生した紛争を解決するための条例整備」
<未来に残そう~緑の基本計画>
・「政策立案には、基礎情報の整備が必要。武蔵野市の生活環境指標など」
・「行政計画は政策の実効性を確保し、それを担保する役割を条例が担う」「条例の策定過程にも協働が必要」
<伸び放題は困ります~雑草除去条例>
・持主不明あるいは管理責任を果たす気のない持主の雑草生え放題の土地への対策として、「空き地環境保全条例を定め、所有者の除草義務→指導助言→命令→代執行等を規定」
<アパッチ攻防~古紙持ち去り対策>
・「古紙持ち去りに対して条例を制定し、集積場の古紙に市の所有権を宣言し、過料で担保」
・「持ち去りが問題になっているのは、中国で古紙需要が高まっているため」
<減量大作戦~ごみ収集有料化>
<仁義なき産廃~硫酸ピッチ問題>
・共同(統一)条例(市町村を超えるが府県全域の課題とまでは行かないもの、複数府県にまたがるもの等に対応)
<寝た子を起こす子守歌~みどり税>
・「森林環境税の検討プロジェクトで水道課税方式と県民超過課税方式が提案され、産業連関表の分析も行って検討」
・「市民参加や協働の実践として取り組む重要性」を強調して終話

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2010年05月08日 | 法律、ルール | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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