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8月 生き方の不平等~お互いさまの社会に向けて

(著者)白波瀬佐和子(岩波新書)*10年5月20日第1刷発行
<読んだ経緯>
「最低所得保障」などと一緒に読んだ生活保障関係の本の1冊。不平等に関する各論点について、資料を引用しながら教科書的に丁寧に説明するとともに、社会というマクロなレベルでのお互い様の関係を制度化すること、お互い様の社会を目指すことを提言している。
<概要>
・第1章ゆりかごが決める人の一生~子どもたちの不平等
 →各種資料を引用して題名の内容を立証し、今の社会に必要とされる子育て支援として「子どもの貧困という再分配政策で展開すべきことと、子どもの福祉という普遍的福祉政策を展開すべきこと、この間のメリハリをつけることが必要」としている。勉強にはなるが結構一般的、網羅的で、阿部さんの「子どもの貧困」を読んだときのような「なるほど」感はない。
・第2章たまたまの勝ち組、たまたまの負け組~若者たちの格差
 →今問題になっている「年老いた親と同居する成人未婚者たち」なども含め各論点について丁寧に説明されている(「住居」に対する公的支援の重要性等、もっと議論されていいと思われることについても少し言及)
・第3章稼ぐ人、世話する人の分かれ道~女の働き方、男の働き方
 →M字カーブなどの各論点について説明し、「新たな少子化対策の古さ」として、「①子どもと家族を前面に出すことによって少子化問題の当事者を子どもと家族に限定してしまったこと、②「望ましい家族」「子育ての喜び」など個人の判断にゆだねるべき価値観を政策の文言として安易に投入し、対策としての目標と個々人の評価の問題が混同されていること」等を挙げている。確かに心しなければならない指摘だと思う。
・第4章、蓄積された不条理~高齢者たちの格差
 →少し前の格差論争の「原因」として問題となった、他世代よりも格差が大きいことなどについて詳しく説明
・終章、お互い様の社会に向けて
 →お互い様の関係を築くため、①お互い様の社会制度として再分配政策の見直し、中心的な制度として整備すること、②若年層、壮年の現役層を中心に社会が生活保障機能を提供することのメリットを実感してもらうこと、③就労を通した参加型社会の形成。以上  ???

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2010年08月22日 | ソーシャルキャピタル、ガバナンス | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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